新卒での挫折から再出発【私の転職物語】

しくじりの始まり

私は常に根拠のない自信がある人間でした。

就活の際にも仕事人間になれると思っていたことからみんなからかっこいいと思われる職業をベースに考えていました。

このみんなからかっこいいと思われたいという気持ちは過去の大学受験失敗という経験もありとにかく見栄が大きく育ってしまっていました。

そんな背景から「影響力のある仕事」ということと、「内定倍率の高い仕事」という2つの魅力からテレビ業界を大学2年生の時から目指し始めました。

根拠のない自信とは言え、自分の性格上、情報収集や面接準備、業界研究など、かなり色々な準備をすることは好きだったので時間をかけて就活に臨んでいました。→就活のやり方(テレビ業界編)

なので、結果最終面接までいく実力はあり、内定ももらえるだろうと思っていましたが、最後の最後で私の薄っぺらい思考を見透かされてしまい、内定はひとつももらえませんでした。

ただ、私は人気のある職業ということもあり、このような結果になることも想定してリスクヘッジのためにインターンに行っていたひとつの企業を受け、早期内定をもらっていました。

なので最終的にその内定をもらった企業に就職するのですが、私の根拠のない自信はまだ続いていたため、この企業でみんなにかっこいいと思われる仕事をしようと前向きに臨んでいました。

ただ、そこで私はしっかり社会の洗礼を受け、人生の挫折に直面することとなるのでした。

初めての自信喪失

そんな経緯から新卒で入った企業ですが、入ったのはテレビ業界とはかけ離れた飲食業界でした。

ただ、私は趣味でサウナやジムなどで体と食事に気を遣っていたので、飲食にも多少興味はあり、最終的に新規事業をやれればという目標で入社しました。

入社後に関しては、三ヶ月現場を経験してその後、好きな部門に配属できると当初は聞かされていました。なので、三ヶ月であれば乗り切ろうと思い、現場はブラックな状況でとてもしんどかったですが、本配属のために必死でもがいていました。

そして、本配属発表。わたしは新規事業の立ち上げに携われる部署や営業を希望していたのでそこに配属されるだろうと思っていましたが、まさかの3年間現場配属という辞令でした。

ここで私のキャリアプランが一気に崩れ去りました。

今考えれば、最初から新規事業の立ち上げにいけるなど思考がお花畑だったと社会人5年目にして感じますが、私にとってこの出来事がプライドを傷つけられ、根拠のない自信が消えた瞬間でした。

しかし、私は周りに対しての見栄はまだ消えておらず、どうにかここでの(企業での)出世コースに乗れないかを考えていました。

ですが、現場に入ると目安の3年は長く感じ、バイトと同じことをしている自分に嫌気がさし、希望と自信がどんどん消えていってしまいました。

両親や友達に仕事の話をしたいとも思えず、いつの間にか自分が思い描いていた社会人生活と真逆の生活をしていることに気づき、今考えればあの時が今までで一番の挫折だったなと感じます。

その後配属先で真っ当に仕事をこなしつつ、なんとか現状を変えたいと転職を考え始めましたが、日本人の常識にある、「仕事は3年続けるべき」や「1年いないと転職できない」という言葉に苦しませられ、なかなか行動に移すことができず、葛藤していました。

そんな時に、上司である現場責任者が急遽移動となり、後任として私が指名されました。

これは出世コースに乗ったかと思われますが、現場責任者は多くの責任が課され、そこで頑張ってしまうとより現場での出世になってしまうことが多い会社でした。

私は、このタイミングだと思い、転職すると決意しました。ですが、次の会社に内定を貰ってからやめようと思っていたところ、現場責任者になるタイミングが一週間後という急な辞令が出されてしまいました。

この時、新卒の私でもこの辞令を受け取ってしまったら逃げられないことはわかっていました。

ですが、今から、辞めると直接言っても人事に止められ、長引くだろうと想定もでき、何も責任のないうちに辞めたい私は「退職代行」という手段を使い、1社目を退職しました。

→退職代行の記事あります。私は退職代行は手段ひとつと思ってます。

この時、冒頭に言いましたが私は綿密な準備やリスクヘッジをする性格なので、この出来事は今でも無謀だったなと思いますし、思い出しても頭を抱えますが、今は間違った選択ではなかったと思っています。(多くの方に迷惑をかけたことは承知ですが・・・)

長くなりましたが、以上が私の1社目の退職の流れでした。ただ、この後私は後2社ほど辞めて、年収をアップさせています。これはまた別の記事に記載したいと思います。

この後もなかなか波瀾万丈なので、関連記事もぜひ覗いてみてください。

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